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■納豆菌農法 -実験中-
 2020年1月から4坪弱の小さな畑を借り
野菜作りを始めました。昔からある固定種野菜
を無肥料無農薬で栽培しています。
 2021年9月頃から畑の土に納豆菌を入れ
る試みを始めました。とはいっても畑の為にわ
ざわざ納豆を買ってきて土に混ぜているわけで
はありません。我が家では経木に包まれた納豆
を食べています。その経木を冷凍保管し週末畑
の土に埋めています。当初食べ終わった後の経
木を廃棄していましたが、「もったいない何か
に活かせないものか…」と考えていました。
 ある時、人間の腸内環境と土壌殺菌していな
い畑の微生物環境は似ているとの話を聞いて、
人間の腸に良いことは畑の土にも良いのではな
いかと思いネット検索しててみると、納豆その
ものを土に混ぜている農家さんがあることを知
りました。その方は根腐れ線虫予防を目的にさ
れているそうです。 
 期間が浅く成果ははっきりと分かりません
が、2021年秋播きの長ネギ・玉ねぎ、20
22年春播きの落花生は無肥料で元気に育って
います。また、別掲の野菜屑コンポストとの相
乗効果か糸状菌らしきものの発生も見られまし
たが地蜘蛛の巣にも見えるので写真はアップし
ていません。因みに「菌ちゃん先生」こと吉田
俊道さんは良い糸状菌は根に栄養を運び無肥料
でも野菜を元気にしてくれるという趣旨のお話
をされていました。 
 我が家が発泡プラスチック入り納豆から経木
入り納豆に切り替えたのは次の点で好ましいと
思えたからです。①無駄に捨てていたタレ・カ
ラシが付いていない、②50g×3個と量が多い
(商品によりますが)、③発泡プラスチック製
造時に消費される石油を節約できる、④廃プラ
スチック量を減らせる、⑤美味しい。
 最後になりますが天然の木である経木でも、
流石に完全に分解されて消えるまでには長い時
間が掛ります。我が家の畑は小さい為、冷凍保
存の経木が増えてきたら前に埋めたものは掘り
出して入れ替え作業をしています。

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